【“変なの”の処理方法】

ハナちゃんとお散歩してたら、“変なの” が落ちてたの。

これ何かしら。

 

「夏芽ちゃん、クンクンしてみたけど、反応ないよ。かじってみようか?」

「ハナちゃん、なんかブワッと開いて叫んでいるみたいじゃない? 叫んでいるんだったら、叫び返しましょ。」

 

夏芽ちゃんは、“変なの” に向かって思い切り叫んだ。

「わおおおおおおお〜ん!」

“変なの”からの反応はなかった。

 

「めったに吠えない夏芽が吠えてる。しかも松ぼっくりに向かって。一体どうしたのかしら。こういう日は早く帰ったほうがよさそうね。

 

おかーちゃんは、早めにお散歩を切り上げることにした。

「ちょっと、おかーちゃん! まだお返事がないのよ。わたち、叫び足りないわ。」

 

夏芽ちゃん、帰り道もずっと叫びっぱなしだった。

「わおおおお〜ん!わおおおお〜ん!わおおおお〜ん!」

吠え出すと止まらない夏芽です(汗)