【ハナの布団はパーフェクト】

今日は、おかーちゃんの代わりにおばーちゃんが洗濯物をたたんでいた。

おお、この高さ、完璧じゃん。今晩の寝床にしよう。

高いところが大好きなハナちゃんは、上に乗っかって掘り掘りを始めた。

お布団は寝心地が良くないとね、熟睡できないもんね。

さあ、できた!どこから見ても完璧なお布団の完成だ!

 

「おやおや!まあまあ!はあ〜。」

ハナちゃんのお布団を見たおばーちゃんはため息をついた。

どうしたの?

「おかーちゃんが帰ってくる前に元に戻しておかないと叱られるわよ、ハナちゃん。」

なんで?せっかく完璧な寝床を作ったのに。


おばーちゃんは、ハナちゃんのお布団をたたみ始めた。

そっか!おばーちゃん、掘り掘りゲームに参加したいんだね。いいよ、仲間に入れてあげる。


怪しい気配を感じたおばーちゃんは、洗濯物を持って自分の部屋へ行った。

おばーちゃーん!ドア開けて〜!掘り掘りゲームしようよ〜。

洗濯物はすでにタンスの中だった。


ハナちゃん、掘り掘りゲームはしばらくお預けである。